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テニスの話をしよう

アラフォー男子、テニスに本気。さあ、テニスの話をしよう!

YONEX VCORE(Vコア) SV 100,98,95インプレッション

ヨネックスの新作ラケット「VCORE SV(ブイコア エスブイ)」100、98、95を試打してきましたので、早速レビューをご報告。

スペック

「VCORE SV100」

フェイス面積 100平方インチ
フレーム厚 25-25-22mm
重さ 300g
バランス 320mm
ストリングパターン 16×19

VCORE SV98」

フェイス面積 98平方インチ
フレーム厚 22-22-21mm
重さ 305g
バランス 315mm
ストリングパターン 16×20

VCORE SV95」

フェイス面積 95平方インチ
フレーム厚 21-21-20mm
重さ 310g
バランス 310mm
ストリングパターン 16×20

 

3本の厚みを比較すべく並べたのがこちら。

f:id:mrchildbin:20160901225052j:plain

一番上から100、98、95の順で並んでいます。

98と95は1mmしか厚みが変わらないので肉眼での判別は難しいですが、100と98は3mm違うので、見るからに違います。

 

VCORE SV 100

f:id:mrchildbin:20160901225126j:plain

いわゆる「黄金スペック」といわれるピュアドライブっぽいスペックで、3本の中だともちろん一番飛びます。(他の2本のガットがポリだったのに、これだけナイロンだったのも理由の一つ。)

精度はともかく速いボールを打ちたいということであれば、コレでしょう。
特にサーブは自分のトスという全く同じ条件で打つので比べやすかったですが、3本中ダントツで速いです。

私は普段、ピュアアエロとピュアドライブを使っているので、全く違和感無く使うことができました。

ただスピンマシーンを謳うピュアアエロに比べると、このVCORE SV100のスピンは少し物足りないように感じました。(まぁ、ピュアアエロのスピンがかかり過ぎるんだと思いますが。)

VCORE SV 98

f:id:mrchildbin:20160901224954j:plain

SV100に比べてフレーム厚が一気に薄くなります。

そして、重さも5g増えますが、5gとは思えないほど重く感じました。
スペック上、100よりもわずかにトップライトになってはいますが、スイングウェイトはかなり重くなっていました。(この辺は、それぞれの個体差の問題もあります。)
ただ、私にとっては嫌な重さではなく丁度よかったです。

SV98はストリングパターンもSV100の16×19から16×20になるため、SV100に比べフェイス面積・フレーム厚・ストリングパターンの全てが飛ばない方向(コントロール重視方向)になっています。

そのスペック通り、SV100に比べれば飛びませんが、余計な補正の無い素直なボールが飛んでくれる印象で、コントロールしやすかったです。

VCORE SV 95

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3本の中で一番のハードスペックですね。

ピュアアエロ・ピュアドライブに慣れた私にとっては、正直厳しいモデルでした。

スペックから想像できる通りボールが飛ばないので、それを飛ばそうとリキむとスピンがかからずホームラン・・・

リキまずとも身体の使い方で十分なパワーを出せる上手な方が使って、初めて威力を発揮するモデルなのかなと思います。

ただ、ボレーの感触は素晴らしく良かったです。
これはボレーだとストロークに比べて「飛ばすためにリキむ」ということが少ないため、このモデルのコントロール性能という長所を引き出すことができたのが原因だと思います。

このボレーを考えると、やはり先に書いたように、このモデルを「飛ばない」と感じないほど身体を上手に使えるプレーヤーにとっては、自在のコントロールを手に入れられる最高のモデルになるんでしょうね。

なお、フェイス面積が小さくなっていますが、スイートスポットを拡大させるヨネックスのアイソメトリックという形状理論(要はこのラケットのフェイスの形)の効果なのか、思ったほどスイートスポットを外してしまうことはありませんでした。

また、重さはSV98からさらに5g重くなりますが、SV98との差はあまり感じませんでした。

レビューまとめ

まず3本ともフレームが柔らかくしなるので、ボールが乗る、いわゆる球持ちはいい方だと思います。
全体的に柔らかいわけではなく、シャフト部(フレーム下部)は硬めで、フレーム上部でナノメトリックスXTにより球持ちのいい柔らかめというフレーム構造になっています。
それが功を奏して、しなってボールの乗りを感じられる一方で、ある程度の剛性感がありインパクト時のブレが抑えられているという印象でした。

そしてニューエアロフィンテクノロジーによる空気抵抗の軽減により、振り抜きはよかったです。普段使用しているピュアアエロも空気抵抗を抑えて振り抜きを重視したモデルですが、それと遜色なく感じました。

それぞれの特徴としては「細かなコントロールはさておきパワーで押したいあなたに SV100」、「選ばれし者だけが装備できる伝説の剣 SV95」、「コントロールも重視したいけど選ばれし者じゃないあなたに SV98」という感じでしょうか。
非力なあなたには、もちろんSV100です。

SV98とSV95は、SV98をさらにハードにとんがらせたのがSV95という位置づけで、SV100はちょっと別コンセプトという印象です。
つまり、SV98のポジションはSV100とSV95の真ん中ではなく、SV95寄りで、SV100とSV98との差はかなりあるということです。
まぁ、スペックもそんな感じに見えますが。
特に重さに関しては、SV100に比べてSV98でぐっと重くなり、SV98とSV95はそれほど変わらない感触でした。
このSV100とSV98・95との間にある壁は、SV100が「ある程度ラケットが飛ばしてくれる(逆に言えば、意図したより飛んでしまうことがある)」であるのに対して、SV98・95は「自分で飛ばしていく(飛びを自分のコントロール下における)」という違いなのかもしれません。


ちなみに今回の試打では打ちませんでしたが、この3本の他にSV100Sという270gの軽量モデルがあります。

 

3本の中で私にとって一番良かったのはSV98。

まず、当然私は選ばれし者じゃないのでSV95は無し。

ピュアアエロ・ピュアドライブ使用者の私ですからSV100が一番慣れている感覚に近いはずで、実際もそうでした。
それでもSV98の方がよいと感じたということは、そもそもピュアアエロ・ピュアドライブ系のフレーム厚めのラケットが私に合っていないということなんでしょう。

・・・・・

え?

 

そうなの???

 

ピュアアエロもピュアドライブも、買って半年も経ってないのに???

 

私には2本とも合わないの???

SV100が合わないってことは、そういう結論になっちゃうの? 

 

・・・・

 

やっぱり今回の3本の中だとSV100が私には一番合って・・・・

いやいや、そこで嘘ついてどうする!

 

SV98はSV100に比べて素直な飛びでコントロールしやすく、それでいてSV95ほどのシビアさは要求されず、とても自然にプレーすることができました。
これが私の正直な感想です。

ディス イズ 最高に丁度いい。

ラケット側からの味付けがほとんど無く、振ったまんまがボールに反映される感覚。
もちろん、本当は様々なテクノロジーが能力を底上げしてくれているんだとは思います。
だけど、何かに突出した補正(ピュアアエロのスピンの様に)がかかるわけではないので、本当に自然でラケットの存在を忘れてしまう。
とても気に入りました。

 

そして最後に皆様に大切なことをお伝えします。

 

ラケットを新しく買ったばかりの場合は、他のラケットの試打はやめましょう!

 

X-BLADE VIシリーズも似たようなラインナップがあり以下でインプレッションを書いてますので、よろしければ合わせてお読み下さい。

 

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